おかめ桜が美しく咲くここ根府川を含む片浦地区は、他にも様々な魅力にあふれています。
片浦かるたは、地域に生まれ育った大先輩たちに数年にわたって伺ったインタビューを基に、この地ならではの行事・遊び・生業・生活…これらの宝物のようなお話や片浦の歴史をぎゅっと詰め込んだ作品です。

―片浦で育まれてきたもの、受け継がれてきたものを、

次の世代へつなげてゆきたい―


そんな想いから、地域の皆様、片浦小学校図書ボランティアの皆様、片浦にご縁のある方々のご尽力・ご寄付・応援によって製作されました。
ご興味のある方は、是非お手元に置いていただき、読み札の1枚1枚に想いを馳せながらお楽しみいただけましたら幸いです。

片浦かるたプロジェクト

購入に関するお問い合わせ
メールアドレス:kataura55sep@gmail.com
電話:08046128420(きやま宛) 又は お山のたいしょうにて販売

金額 1500円

あまずっぱい 思い出いっぱい 片浦中

昭和 26 年、それまで片浦小学校に併置されていた中学校の新校舎が完成しました。校庭は子供を含めた地域住民の勤労奉仕で造られ、近くの畑からトロッコで土を運んできてならした作業の後、子どもたちは、こっそりトロッコに乗って遊んだそうです。
(片浦中学校は平成 22 年 3 月、閉校となりました。)

同級生 支所で祝った 成人式


昭和 28 年に片浦村役場として完成し、平成 31 年 3 月 15 日に閉館するまで、片浦支所は行政事務・図書施設・趣味活動の場として地域に愛されてきました。昭和 47 年に小田原市民会館で合同成人式が開催されるようになるまで、地元の新成人たちはここで成人式を祝いました。

花まつり 釈迦堂に集い 甘茶で祝う


自然石に掘られた根府川のお釈迦さまは、大正12年9月1日の関東大震災の発生時、土砂で埋没してしまいました。しかしそのあたりを掘り起こしてみると、土砂の中から指一本破損しない姿で現れて、皆驚いたそうです。毎年4月8日のお釈迦様のお誕生日は“花まつり”と称し、甘茶ツルのお茶も用意され、たくさんの参拝客で賑わいます。

優し気に うつむく可憐な おかめ桜


イギリスの研究者によって“フジザクラ”と“カンヒザクラ”の掛け合わせで誕生した『オカメ桜』。小さくうつむきがちに咲く優しいピンク色のかわいらしい姿は、観る人の心にのこります。2月下旬から3月にかけて見頃を迎え、根府川地区を中心に、毎年『おかめ桜まつり』が開催されます。